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◇リュカの もっている フランクリンバッヂが かめんのおとこの カミナリを そのままはねかえした! かめんのおとこは イカヅチによる ダメージをうけた! リュカ どこからか なまえをよぶ こえがきこえた。 リュカは なぜか こうげきができなかった。 クラウス それは ヒナワのこえだった。 かめんのおとこには とどかなかった。 クラウス やめなさい あなたは ポーキーの ロボットじゃない わたしたちの こども! かめんのおとこは あたりを みまわした。 かめんのおとこは PKホームランΩをこころみた! ◆あぶない! リュカ! フリントは リュカのまえにとびだした! かめんのおとこのこうげきは フリントに おおきなダメージをあたえた。 ◆クラウス きづいてくれ。 ◆クラウス ずっと おまえを さがしてたんだ。 かめんのおとこは PKホームランΩをこころみた! フリントは おおきなダメージをうけた。 フリントは たちあがれなかった。 リュカ あなたから さきに たたかいを やめて ヒナワのこえが かなしそうにひびいた。 クラウス あなたと リュカは きょうだいなのよ きこえる? あなたは クラウス クラウスという なまえの わたしたちの こどもなの おねがい どうか おもいだして! リュカも クラウスも |
いちどに ふたりも こどもを さずかるなんてね。 ひとりじゃ できないことも ふたりなら できそうね。 いっぱい けんかもするだろうな。 たすけあったりも しそう。 クラウスと リュカ・・・。 おおきくなるまでに なんども まちがえそうね。 クラウスと リュカ・・・か。 どんなふうに そだってほしい? きみに にた おもいやりのあるこに・・・。 あら。 わたしは あなたに にた おもいやりのある こどもに。 そういうことだぞ。 クラウス。 リュカ。 たのんだよ。 |
リュカの こうげき! リュカは めをつぶってしまった。 かめんのおとこは リュカをみつめた。 リュカは せつなくなった。 かめんのおとこは みみをふさいだ。 リュカのこころが いたみにうずいた。 かめんのおとこは めをつぶった。 リュカは なきたくなった。 かめんのおとこは リュカをみつめている。 クラウス・・・・ クラウス・・・・もう おかあさんのところに おいで つかれたでしょう おいで クラウス かめんのおとこは なにかをさがすように あたりをみわたした。 かめんのおとこは すがたをみせた。 リュカにそっくりの かおが そこに あった。 クラウスだった。 クラウスは きょうれつなイカヅチを はなった! リュカのもっている フランクリンバッヂが イカヅチを はねかえした! クラウスは ちめいてきなダメージをうけた! クラウスは リュカに ちかづいた。 クラウスは リュカを だきしめた。 リュカは クラウスのにおいを おもいだしていた。 |
クラウス |
◆こんなことになって ごめんな。 ◆ぼくの さいごのときに いっしょにいてくれて ほんとうに うれしいよ。 ◆ありがとう。 ◆おとうさん。 ◆ごめんなさい。 ◆ちゃんと いうこときかなくて。 ◆もう ぼくは おかあさんのところに いくよ。 ◆リュカ。 ◆また さ あえると いいな。 ◆さよなら。 ありがとう。 ごめんな。 また あえるよな。 ◇クラウスは ながいねむりに ついた。 |
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フリント |
◆リュカ・・・ありがとうよ。 クラウスは ちょっと おわてものだっただけだ。 ◆あわてものの にいさんを ゆるしてやってくれるよな。 ◆・・・。 ◆さぁ おまえが ドラゴンの さいごのハリを ぬくときが きた。 ◆よういは いいな? ↓ はい ◆ヒナワも クラウスも おまえに うんめいを あずけた。 いいえ ◆ここまで こんなにとおくまで やってこられた おまえだ。 ◆だいじょうぶだよ。 ◆じぶんを しんじて さいごの あのハリをぬくんだ。 ◆もう ふういんしておくべきものなど なにもなくなった。 ◆ちていに ふうじていた やみのドラゴンも あたらしいなかまに しよう。 ◆ドラゴンに おまえのこころを つたえてやってくれ! ◆この せかいの あらゆる いのちを まもってくれと ◆こころから ねがうんだ。 ◆おれも みんなも おまえを・・・ おまえのこころを ◆しんじきっているぞ。 ◆おまえは いま じぶんを しんじてくれ。 ◆さぁ ドラゴンが めざめたくて まちかねているぞ。 |
◇あなたのいのち あなたを しんじる みんなのいのち。 ◇すべてを かけて ハリを ぬきますか? |