マザー2・アースバウンドの場合
マザー2仮説




仮説1、ネスのパパは借金をしていない!
仮説2、ネスのパパは実はもう死んでる?
仮説3、ネスのホームシックはママのせい
仮説4、鉄のタコと鉄のコケシはオレンジキッドの発明品
仮説5、各能力値の最高値について
仮説6、ゲップーには、はえみつがないと普通は勝てない






仮説.1
ネスのパパは借金をしていない!
 
 ぜひ推したい一説。ポーキーの会話の狭間に見られる優しさに触れて、真実に気付き彼を見なおそう!奴は操られているだけだ!ホラそこ、最悪の隣人とか言わない!
 
 このゲームには、ネスのパパは隣のミンチ家に借金しているという設定がある。ただし、ゲーム中にそれに関するイベントなど一切なく、むしろ逆に感じる部分をいくつか見ることができる。そこのところ詳しく考えてネスパパの無念と誤解をどうにかしてあげたい。
 
 まず、ネスパパが借金しているであろうと思わせるセリフ。アンブラミ・ミンチ「ところでおたくの家、いいかげんに立ち退いちゃくれないもんかねぇ…あんたの親父さんにゃどえらい金をかしてるのさ。なんびゃくまんおくドル…に、ちょっとかけるくらいのな。おかげでうちは貧乏暮らしをしてるのさ」
 
 …ポイントは「立ち退いてくれ」と、「なんびゃくまんおくドル」。貸したお金の額があやふやなことから、これはウソではないかと思われる。しかし、奴が大きく出ているからには、実際に何かは借りているかもしれない。落ち着いて考えてみれば、それ以外に何か具体的な事を言っているわけはない。ポーキー自身は、ややひねくれた性格だが、ネスを心の親友だと、なんだかんだ言って頼りにしていたり…親から「隣の子とは付き合うな」とは言われていないようだ。また、アンブラミはネスパパが金を返さないと言って警察に届ける気もないようだ。
 
 それでは逆に、ネスの家は借金していないと思わされるような部分について。ネスが冒険を続けるにつれ、パパはネスの銀行口座にお金を振り込んでくれる。最初は30ドル程度だったが、後半になると平気で1万ドルくらい振り込んでくれる。ネスの家は決して貧乏ではない、もしくは、ネスパパはすごくもうかる仕事をしている、という事。それと、妹のトレーシーはバイトを始めるが、あれはあくまでもネスの冒険を助けるためであり、家計を助けるものではなかった。ネスの冒険が終るとバイトはやめている。
 
 まさに仮説。元々、このオネット郊外にミンチ家が建っていた。そこへ、隣にネスパパが引っ越してきた。この土地は誰のものでもないはずだが、古くからそこに住んでいたミンチ家から見れば、自分の庭を取られたようなもの。だから、立ち退いてくれと言ったが、ネスパパはちゃんとオネットの不動産屋にお金を払っていた。ミンチ家は、あの土地は私のものだ、勝手に取られた、あの土地は価値がある、そう、何千ドルもの価値が、何万ドルの何十万の…何百万億ドルの価値があった…と、勘違いするようになった。そして、事あるごとに「立ち退いてくれ」、「金を返してくれ」と言うようになった。ただし、ネス一家は無視。
 
 エンディング中にミンチ家に訪れると、カラーマンという者が「はじめまして、あなたが、莫大な借金をしているおとなりの長男ですね。ミンチ婦人からいろいろとお話は聞いています。ま、借金は借金としてこれからも仲良くやっていきましょう。」と言う。ラードナ・ミンチが余計な事を吹き込んだようだ。言われのない事であり、ネスが気にする必要はない。






仮説.2
ネスのパパは実はもう死んでる?
 
「ネスのパパはマザー2が始まる前にすでに死んでしまっている超諜報部員だ。彼の成仏しない魂は家の電話にとりついた。だから家族は、サマーズで長い時間かかると思われる秘密の仕事を続けているふりをするパパと常に話すことができる。ネスのパパは、ネスが悪い奴らと戦うことができるように、ネスの預金口座にお金を振り込む「対抗資金」と呼ばれる妙なPSI能力を使うことができる。」
 
 某海外サイトで見つけたネスのパパについての説。メチャクチャな話だが、間違いだとも言いきれない。この話だと、ネスのパパに会えない、ネスのパパが振り込むお金は無限、という本編とのつじつまが合う。もし本当だとすると、エンディング中にパパに電話すると話す一説。「来週はたしかネスの誕生日だっただろう?なんとか、パパもそれに間に合うように帰るから。お土産を楽しみに待っていておくれ。」…これがパパの最後のセリフなのかもしれない。実際、この会話の後は二度とパパにつながらない。エンディング中、登場人物が全員姿を見せるキャストでさえ、ネスのパパは電話姿になっている。本体は存在しないという、まさしく決定打。
 
 これに対する説はこれひとつ。エンディング中、魔境の商社マンから電話があり、「偶然パパに会って金を払ってもらった」と言う。直接顔を見せ、手渡しで金を払ったのだったらきっと実在してるのであろう。一件落着にしておきたい。






仮説.3
ネスのホームシックはママのせい
 
 ネスは地球を救うための冒険に出るわけだが、やはりまだ子供なのか、戦闘中にママの事を思い出してしまったりして大幅に戦力ダウンしてしまう時がある。お医者さんも言う通り、「誰だって長旅に出れば家が恋しくなるもんだ。」という事だろう。つまりホームシックにかかってしまうわけだ。これは仕方ないことだと流していたが、エンディングの、そう、エンディングにそうではないかもしれないと思わせるような1シーンがあった。
 
 ママの手紙「ネス、元気?あなたが冒険の旅に出てからいろいろ我が家にも変化がありました。ひとつはあなたの洗濯物が減ったこと。もうひとつは、あなたがいないのでハンバーグを食べる回数が減ったことです。」
 
 年頃の男の子は、毎日たいてい服を汚して帰ってくるものだ。その度に母親はしぶしぶ洗うわけだが、この瞬間こそ母親は母親であることを痛感し至福の時を得る、とか何とか、本で読んだことがある。ネスはどうやら野球少年だったようで、当然練習によって毎日のように服を汚してしまいママを困らせていたに違いない。だけどネスがいなくなってしまい、初めてその事に気付いたのではないか。ネスがいなくてさみしい、と。その思いは距離なんぞ完璧に無視し、ネスの心に届いた。というわけで、定期的にネスはホームシックにかかってしまう。ママのせいで。
 
 ネスが突然PSI能力を有して誕生するとは考えにくい。パパかママのどちらか、または両方ともが超能力者なのかもしれない。ここでは、実はママは超能力使いだった説を推す。まぁ2時間ごとにネスに電話するパパなども十分特異な能力ではあるが…パパは帰ってこないから却下!






仮説.4
鉄のタコと鉄のコケシはオレンジキッドの発明品
 
 マザー2の世界でオレンジキッドほど役立たずなキャラはいない。すごい研究をしているからと言ってネスから研究資金として200ドルを受け取り、それでも最後まで何もしなかった。唯一ネスにくれたのは、「グレオレマシーン」だけ。使うとすぐ壊れてしまう意味不明アイテム。マザー2を終えた者同士の会話から、オレンジキッドまるで役立たんという声が聞こえてきそうだ。
 
 しかし、マザー2の中ではオレンジキッドは頭の良い少年、というか素晴らしい発明家だと言われている。町の人々が彼を発明家と言うからには、以前にそれなりの成果をあげたに違いない。彼は職人や建築家ではない。だからカンバンや建物は彼の発明品ではないはず。ツーソン近辺にあるもので不思議な品と言えばふたつ…味付け小物と鉄のタコだ。
 
味付け小物…
何かを食べようとすると、自動的に振り掛けてしまう小瓶に入っている。あおのりや塩、タバスコなどがあり、トッピングの組み合わせによって回復量がアップする。例えば、ポテトフライにはケチャップ。クッキーにはチョコチップ等々。
 
鉄のタコ…
なぜか道の真中に生えていてジャマで通れない。タコ消しマシンで消すことができる。似たバージョンで鉄のコケシがある。これはコケシ消しマシンで消すことができる。
 
 味付け小物はおいといて、鉄のタコはオレンジキッドが作り、ハッピーハッピー村へ続く道に置いた。ハッピーハッピー教団の者がツーソンの人々に迷惑をかけないように。それと、ツーソンの人々がこれ以上ハッピーハッピー村に行かないように。そして、その間にハッピーハッピー教団を改心させる準備を行っていた。そこへちょうどネスが訪れた。その時のオレンジキッドのセリフ「グレートフルデッドの谷のうわさのモンスターを倒すにもこのマシンさえ完成すれば…」うわさのモンスターはきっと2番目のネスの場所を守っているアイツの事だろう。
 
 ところが!アップルキッドがタコ消しマシンを作ってしまった。アップルキッドはオレンジキッドの家の隣に住んでいる。きっと窓から覗いて鉄のタコの設計図か何かを盗み見てしまったんだろうと思われる。最終的にネスがハッピーハッピー教団を改心させてしまったので結果オーライになってしまったのだが…
 
 また、鉄のタコを置いてあるのを見てギーグの手先がその使い勝手を知った。そしてネス達のジャマをするために他の場所、ウィンターズの低予算ダンジョンの前や秘密基地の入り口に置いた。ちょうど、このみっつの場所すべてが宇宙人やらUFOの多発地帯である。きっとひとくちユーホーあたりが設置したんだろう…タコをコケシに改良して。もしくは、後半あたりでアップルキッドに腹を立てたオレンジキッドがギーグの手先になって自分でタコをコケシに改良したのかもしれない。
 
 味付け小物に関しての話が特に見つからないが、これもオレンジキッドの発明品だという考え方もできる。この画期的な技術の開発によってオレンジキッドはツーソンで有名になれたのかもしれない。少年がこのようなすごい発明をしたとあって、その発明品は瞬く間に世界中に広がった。一応、フォーサイドやスカラビでもそれを見かけることができる。





仮説.5
各能力値の最高値について
 
 HP・PPの最高値は「65535」 (ただし、999以降は表示が変になる)。オフェンス・ディフェンス・ガッツ・バイタリティ・スピード・IQ・ラックは、武器防具を装備している、していないに関係なく最高値は「255」。経験値は最高「16777215」 (ただし、9999999までしか表示されない)。
 
マザーの頃はオフェンスが最高「65535」だったので、2の主人公が弱く感じたり…そうでもなかったり…






仮説.6
ゲップーには、はえみつがないと普通は勝てない
 
 「はえみつがなくてもゲップーを倒すことが出来る」という話はよく聞きく。が、結局の所、どうなのかという事について考える。秘密基地のボスであるゲップーは、かなり激しい攻撃を繰り出す強敵。しかしゲップーは「はえみつ」が大好物なので戦闘中に使うと、すべてを忘れてむさぼり食い始めるので攻撃を一切してこなくなる。つまり、はえみつがあれば楽勝。
 
 ここで問題となるのは、ゲップーが弱い方、強い方、どちらの状態かということ。その変わる条件は「はえみつを使った、使わなかった」ではなく、「はえみつを入手した、しなかった」という事に注意!はえみつを持っているだけで、弱い方のゲップーが出現する。
 
 ゲップー戦の前の前あたりで化けテントと戦うイベントがある。戦闘終了後、目の前に「はえみつ」が置かれる。ゲットするかどうかはプレイヤーの判断によるが、普通は取るに決まってる。ここで取ると、「ゲップー」は「普通のボスであるゲップー」になる。取らないと「ゲップー」は「鬼ゲップー」になる。その場合の「鬼ゲップー」は、行動パターンは普通ゲップーと変わらないが、HPが推定50万前後になる(イベントボスによく見られる無敵属性のようなものを持っているかもしれない)。当然、普通に挑んだのでは勝てない。まぁ、気が向いた人はレベルを最高にまで上げて、打倒鬼ゲップーを目指してもいいかもしれない。
 
 鍛えるメンバーは、ネス、ポーラ、ジェフの3人。サターンバレーの宿はタダなので、レベルアップの際に非常に助かる。
 
 「打倒鬼ゲップー!」のためには、オフェンスとディフェンスを最高まで上げる事が重要。戦闘中にオフェンスアップとディフェンスアップを使えばいい。インスタントガッツでガッツを2倍にするのも大切。スピードやIQはあまり関係ない。ディフェンスが最高値なら、ダメージは1しかくらわない。ネスとポーラは、武器を装備すると空振り率が上がるため、オフェンスを最高まで上げられるなら武器を装備しない方がいい。ジェフは武器を装備するとスマッシュが出ないので、これまた装備しない方がいい。また、ペンシルロケットの方が強い場合、それを使った方がいい。持っていると便利なアイテムは「つよいぬいぐるみ」。相手は高確率でぬいぐるみを攻撃してくれる。「なみだがとまらない」のせいで、ネスはPKヒーリングβをよく使うことになるので、PP回復アイテムが必要。ゲップーのHPはおそらく無限ではないので勝てなくはない、あとは根性。