スーパーモンキーボール小話





上級24面の情けない話
 
制限時間 60秒
バナナの数 18本
バナナの房 なし
難易度 B+
道の角度 ?
 この上級24面の3DCGは、全ステージ106個のうち、104番目に作られました。そのくらい後回しにしたかったワケは、この細長い道の角度のせいでして・・・道は全部で19本あり、少しずつ内側に曲がっている。その角度を計算するのが面倒で・・・それに、計算したところでそれが正しいものかわかんないし・・・で、まぁそういうこと。うまく道の本数を減らすなりして、いつも通りうまくごまかせるといいなぁ、とか思った。
 
 とりあえず、落ち着いて計算してみようかと。







見るべきポイントはこれ
●1本目の角度は0(基準にする)
●1本目と9本目は平行
●1本目と19本目は垂直
 
 平行ということは、0度か180度回転、垂直ということは90度か270度回転しているということ。足場の数が19でなく18なら、2で割れるからもっと簡単に計算できるだろうに・・・そうこうして、泣く泣く18本目と19本目も平行ということにしておく。そこそこわかりやすいよう、真上図を残しておく。




 上で1と9は平行とか書いたけれど、ゲーム中の「ステージを見わたす」は透視図で表現されるため、平行かどうかはわからない。というか、全般的に見ずらい。話はそれるけど、この攻略ページでの3DCGはすべて平行投影図で描かれている。その方が見やすいからねぇ。

透視図
近くのものは大きく、遠くのものは小さく描く
(実際、人間の目にはこう見えている)
平行投影図
近くも遠くも、同じ大きさで描く
(距離感がつかみやすい)

 どう考えても平行投影図の方がわかりやすいけれど、並べてみると平行投影図の方がバカに見えるのが難点。







 道は少しずつ内側に曲がり、9本目の時点でちょうど1回転している。これにはもちろん何らかの法則性があろうかと、適当に判断してそれを探す。少ない知能をフル稼働させ、いくつかの仮説をたてる。最終的に採用されたのがこれ。

「足場はひとつ進むたび、10度ずつ加算された角度の分だけ曲がる」
 
足場本来の角度(基準の足場からの数×10度)+その足場までに曲がった角度
  =その足場が曲がる角度



 上の図はわかりやすそうに描いたもの。
基準である最初の道の角度は0。
次の道は10度曲がる。
3本目は20度曲がる。ただし、2本目のところで10度曲がっているので1本目から見れば30度曲がったことになる。4本目は30度曲がる。ただし、3本目のところで30度曲がったので合わせて60度。
 
 万歳、これがわかれば一覧表をつくるだけぽ。







曲がり角
の数
その道
本来の
角度
繰越合計回転数
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
0
10
20
30
40
50
60
70
80
90
100
110
120
130
140
150
160
170
180
-
0
10
30
60
100
150
210
280
360
450
550
660
780
910
1050
1200
1360
1530
0
10
30
60
100
150
210
280
360
450
550
670
800
940
1090
1250
1420
1530
1710
0
 
 
 
 
 
 
 
1
 
 
 
2+1/4
 
 
3+1/2
 
4+1/4
4+3/4

 というわけで一覧表。1本目は0度。2本目からそれぞれ10度ずつ加算していき、ひとつ前の角度と足し合わせていく。見事9本目で1回転し、念願の18本目で4と1/4回転する(4回転+90度)。それに18本目と19本目も平行となる(4回転+90度と4回転+270度)。仮説の前に立てた仮説があっていたということで一安心ですな。多分完成、これにて一件落着。
 
 …とまぁ、ここまできて、やっと3DCGにとりかかったんです。意味深でもなく長い話でしたね。






オチ

 で、結局のところどうなんですか?本当はどうなってるんですか?誰か教えてよ!今、改めてゲーム画面を見たら18本目と19本目が平行じゃないような気がするんだけど。もう知らない!